お客様本位の業務運営方針および具体的な取組

原則1 顧客本位の業務運営に関する方針の策定・公表等

トクセイ・ウェルスマネジメント株式会社(以下、「当社」といいます。)は、金融サービスのプロフェッショナルIFA(Independent Financial Advisor)法人として、「お客様の経済的安心を最優先に考え、信頼性の高い資産運用アドバイスを提供する」「お客様一人ひとりのニーズに寄り添い、価値を最大化するための最適な戦略を共に築き、持続可能な未来を実現する」という経営理念の下、常にお客様の視点に立ち、客観的な事実に基づいた有益な情報を提供することで、お客様との信頼関係を構築してまいります。

当社は、お客様のニーズに合わせて、常に最適な金融商品・サービスをご提供し、お客様本位の業務運営を適切に実現していくため、以下に掲げる事項を活動の基本方針として定めています。なお、当社は、この方針がお客様にとって最善のものであり続けるよう、定期的に確認、見直しを行ってまいります。

方針1
お客様の利益・満足度向上を最優先するサービスを提供します

原則2 顧客の最善の
利益の追求

当社は金融サービスのプロフェッショナルとして、お客様のニーズ及び課題を的確に把握するよう努め、お客様の利益を最優先に適切な解決策を比較検証できるよう、複数の提案を行います。且つ、その後の顧客の意向変化、社会環境の変化に適応すべく、中長期的なアフターフォローも誠実に対応していきます。 

具体的取組

  • 毎年1回、「投資信託の残高上位10銘柄」と「生命保険主要3社の契約継続率」を更新します。「契約継続率」は95%以上を維持するように努めます。
  • お客様のお求めに応じた商品・サービスを提供するのはもちろんのこと、徹底したヒアリングの中で、お客様が気づいていない潜在的なニードに気づいていただきながらコンサルティングを行います。
  • お客様の幅広いニーズにお応えできるよう、社員1人ひとりが金融サービスのプロフェッショナルとして、知識向上のための研鑽に励みます。
  • 金融商品をご提供するだけではなく、お客様の金融リテラシー向上のため、4か月に1度のニュースレター発行や定期的なセミナーを開催いたします。
  • 苦情やお客様アンケート結果は、月一開催の全体会議で共有し、改善策の協議を踏まえサービスに活かします。

方針2
お客様の利益を不当に損なうことのないよう、利益相反管理を徹底します

原則3 利益相反の適切な管理

長期的な観点に立てば、お客様の利益の追求が、当社の利益に繋がっていくと確信しております。しかしながら、短期的な観点では、当社とお客様の間に存在する情報の非対称性から、利益相反が生じ易い状況にあります。当社が行う提案が、お客様の利益を害するような不当な手数料を獲得することにならないよう、高い倫理観を保ち、真摯に対応するよう社内教育を実践しています。また、お客様との間に極力利益相反が生じないよう、社員には営業ノルマを与えておりません。 

具体的取組

  • ヒアリングの徹底によりお客様のご意向を的確に把握するとともに、全ての面談履歴が当社の顧客情報管理システムに記録・保管されており、所属IFAが面談の前に毎回確認することで、ご意向に沿ったコンサルティングが確実に行われるよう体制を整えています。
  • 教育研修計画に、弊社のお客様本位の業務運営方針の取り組みやコンプライアンス意識の浸透を図るため研修内容を設定します。
  • 研修計画を確実に実行するため、対面による集合研修に加え、eラーニング等を活用します。
  • 全ての研修において、研修実施記録により参加有無を毎月管理し、欠席者への補講等、社員全員が受講することを徹底します。
  • 推奨商品選考委員会の開催(年2回実施)
  • 販売傾向の検証・各保険会社の代理店手数料分析の実施(年2回実施)
  • 是正事案発生時の対応と改善のためのコンプライアンス委員会の開催数(年2回実施)

方針3
手数料を分かりやすく
お伝えすることを
徹底します

原則4 手数料の明確化

金融商品・サービス提供に係る手数料に関しましては、金融商品を販売する際にお渡しする契約締結前交付書面、目論見書等にてご確認いただくことができますが、お客様にその内容についてご理解いただけるよう、丁寧にご説明するよう取り組んでまいります。

具体的取組

  • 金融商品の提案をする場合には、各商品の販売手数料及び信託報酬他、各種手数料をわかりやすくご説明します。
  • 特定保険においては、多くの場合、お客様がお支払い頂く保険料の中にすでに諸費用が組み込まれております。契約時に明らかになっている諸費用の説明に加え、将来負担するかもしれない費用(為替手数料・解約控除・市場価格調整・スイッチング手数料など)についてもパンフレット・設計書を用いて丁寧にご説明いたします。

方針4
お客様の目線に立った情報提供やご説明を実施
します

原則5 重要な情報の分かりやすい提供

お客様との間には、金融商品の対する非対称性が存在していることを念頭に置き、お客様のご意向に沿った商品及びサービスを提供するため、個々の金融商品の内在する各種リスクを丁寧に説明します。

具体的取組

  • ご契約に際しての重要事項は、約款・重要事項説明書・注意喚起情報等の金融機関作成の資料を用いてわかりやすく説明しています。
  • 必要に応じて社会保障制度や公的年金制度等の情報提供を踏まえ、必要以上にリスクを許容することのないよう確認しながらご説明します。
  • 高齢のお客様に対しては、お客様の個別事情を適切に把握し、面談回数を増やす・ご親族の同席を促す等の拝領を行うとともに、募集活動の適切性を全体会議でモニタリングできる体制を構築しています。
  • 変額保険・外貨建て保険等の特定保険商品のご提案にあたっては、保障機能と貯蓄機能について、保険会社所定のパンフレットや契約概要に記載されている内容に沿って、その特長・リスクを分かりやすく説明するとともに、適切に説明したかどうかを事後的に確認・検証できるように顧客情報管理システムを整備しています。

方針5
お客様の長期投資を伴走するためのサービスを提供します

原則6 顧客にふさわしいサービスの提供

当社は、お客様の資産状況・取引経験・知識及び取引目的・ニーズをしっかりと把握し、適合性の原則に基づき、お客様に適した商品提案を行います。

具体的取組

  • お客様お一人おひとりのライフプランに合わせた、長期投資に資する金融商品をご提案いたしますので、仕組債のような高リスクな商品やFX等、投機的な売買に繋がる商品は提案しません。
  • ファイナンシャルプランニングは随時アップデートし、お客様のニーズに適した金融商品・サービスについて類似商品・代替商品(投資信託・債券・保険等)と比較しながらご提案いたします。リスクとリターンはもちろんのこと、その商品を選択した理由をお客様にご説明します。
  • お客様の人生を長期にわたって伴走するため、お客様の現状の把握し、既契約の内容をご理解いただき、定期的に見直しをしたうえで、その後の人生を安心して過ごしていただくためのアフターフォローを積極的に提供してまいります。

方針6
お客様のパートナーにふさわしいアドバイザー育成と制度の整備

原則7 従業員に対する適切な動機付けの枠組み等

当社は、役職員全員がお客様の利益を最優先に心がけ、全員が一丸となって取り組めるように、IFA全員の高いレベルの資格取得へのバックアップや教育研修の充実を図っていきます。外部研修の受講については、受講費用は会社が負担し、積極的に受講ができる環境整備に努め、社員の自己実現を応援してまいります。

具体的取組

  • 全体会議にて、社内研修(コンプライアンス研修・体制整備経研修)を行います。(月1回)
  • 当社の採用している顧客管理システムにて、意向把握のモニタリング、情報共有を図っています。(月1回)
  • 資格取得について積極的に奨励し支援する制度を設けています。

方針補足

当社では、金融商品の組成に携わる金融事業者ではないため、金融庁原則(原則6(注3)、補充原則1~5)については対象としておりません。

金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」「プロダクトガバナンスに関する補充原則」との対応関係表

お客様本位の業務運営に関する取り組み状況に
ついて

当社が掲げる顧客本位の業務運営方針に沿って業務運営がなされていることをお客様にご理解頂くために、当社は定期的にKPIを公表してまいります。(毎年3月末の状況を同年6月末目途に公表してまいります。)

自主的KPI

  • 投資信託の残高上位10銘柄
  • 生命保険主要3社の契約継続率
  • 研修実施率、受講率
  • 高齢者面談の親族同席率
  • 各種資格取得者数